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ふと考えることがあります。「自分、モニュメントバレーに何回行ったんだろう?」
週1回は行くので、年間約50回。それを25年続けているので……ざっくり750日。つまり人生の約2年間をモニュメントバレーで過ごしている計算になります。
改めて考えると、「ラスベガスの家賃、2年分返してほしいな」と思わなくもありません。
ナバホの人たちが見る「儚さ」
でも最近は違う考えになりました。ナバホの人たちが”聖地”と呼ぶ場所で、人生の2年を過ごせた。それって実はすごく贅沢なことなのかもしれません。
25年も通っていると、ナバホの友人もたくさんできます。そんな彼らと話していて面白いのは、私たちが「すごい!巨大!圧倒的!」と感じるあの岩々を、彼らはどこか「儚いもの」として見ていることです。
モニュメントバレーの象徴であるメサやビュート。永遠にそこにあるように見える景色なのに、彼らはそこに”移ろい”を感じている。これが実に日本人的なんです。桜だったり、紅葉だったり——日本人って昔から「儚いもの」に美しさを感じますよね。だからなのか、ナバホの人たちと話していると妙に気が合うんです。
ジャパホとナバニーズ
ちなみに友人のナバホたちは自分たちのことを「ジャパホ(Japanese+Navajo)」と呼びます。そして彼らは私を「ナバニーズ(Navajo+Japanese)」と呼びます。たぶん仲間扱いしてくれているんだと思います。たぶん。そう信じています。
ただ問題があります。友人はなぜかブルーハーツの『リンダリンダ』が大好きです。車の中でも突然歌い出します。意味もなく歌い出します。しかも結構うまい。それは本当にやめてほしいのです。
世界初の業務提携——The View Hotel
そんなモニュメントバレーにあるのが、人生で一度は泊まりたいホテルとして知られる The View Hotel。世界中から予約が集まる超人気ホテルです。
考えてみたら、ガイドルームとはいえ私は700日以上泊まっています。最近ではそのガイドルームすら取れなくなり、オーナーのお部屋に泊めてもらうこともあります。ありがたいんです。ありがたいんですが、落ち着かない。なぜならオーナーとも長い付き合いで、会うたびに「契りを交わした仲間」みたいな固い握手をする仲。部屋を汚したら申し訳なくて眠れない。
ネバダ観光サービスは、世界の旅行会社で初めてビューホテルと業務提携を結んだ会社です。25年かけて積み上げてきた信頼関係があります。だからホテルのスタッフも、レストランのスタッフも、お土産屋さんも、みんな口を揃えて言います。「ネバカンのお客様は特別だから」と。これは正直うれしい。人生の2年間をモニュメントバレーに捧げた甲斐があったなと思う瞬間です。
ガイドだから案内できる場所がある
だからネバカンのモニュメントバレーは、ただ泊まるだけではありません。
- 夕日のベストポイント
- 朝日のベストポイント
- 満月が現れる場所
- 星空が最も美しい時間
- プロポーズが成功しやすい場所
- ウェディング撮影で映える場所
- ナバホでもあまり行かない秘境
- 伝統の歌や踊りで盛り上がる秘密の場所
25年も通うと、ガイドというより、親戚のおじさんみたいな立場になってきます。ナバホの人たちからも、ホテルからも、地域からも。だから見える景色があります。だから聞ける話があります。だから案内できる場所があります。
同じモニュメントバレーは一度もない
この前撮影した朝日のウェディングフォトも最高でした。満月が昇る瞬間も良かった。砂嵐の日も良かった。まるで西部劇の世界でした。思わず80歳の父に電話したくらいです。
何百回行っても、同じモニュメントバレーは一度もありません。毎回違う。毎回感動する。だから私は今でも通い続けています。
せっかくなら皆さんにも、ただ観光するだけではない「本物のモニュメントバレー」を見ていただきたいと思っています。人生の2年を過ごした場所ですから。少しくらいは詳しいつもりです。笑


